写真と人

写真家中村美鶴がお届けするフリーペーパー。

INTERVIEW

ターキーのぶとと中村美鶴のインタビュー。

「せっかく俺に興味を示して、声かけてもらったから日常の中で、持ち歩いてて気付いたときに撮ろうと思った」

全国リリースはこれから!インタビューってなんなのさ?カメラ目線でいんですか?チキンてりたま美味しいね!そんな(?)謎のバンド、ユタ州のボーカル、ターキーのぶとさんにインタビュー!初めてのインタビューだったそうですが、質問が写真のことばかりでごめんなさい。初めてと言えば、「写真と人」の創刊号に書いたコピーが「君の目で世界を見てみたい!」でした。そうですまさに、写真からその人を知りたいのです。紙面に収まらなかったインタビューを、撮りおろし写真の未掲載カットと一緒にどうぞ!(ちなみに1行目の紹介文は、毎号ご本人が書いています。全然謎じゃないよ!)

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中村美鶴(以下、中村):今日はよろしくお願いします。

ターキーのぶと(以下、のぶと):お願いします。

中村:写真について、何か思い出はありますか?

のぶと:親父がカメラマンやってたんですよ、昔。今はやってないですけど。そんくらいですかね。

中村:へぇ~!そうなんだ!

のぶと:報道関係だったかな。だから良いカメラとか持ってるんじゃないですかね。今は家族で集まったときにデジカメで「撮るか~」って言うくらいですけど。

中村:じゃあ昔はよく撮られたりとか?

のぶと:多分。実家帰ったら小ちゃい頃のアルバムみたいのは。

中村:なるほど。では、普段は写真撮りますか?

のぶと:撮らないですね。携帯で撮れるじゃないスか。携帯でも撮らなくなりました。

中村:昔は撮ってました?

のぶと:あの、撮るときに、Twitterで上げたら面白そうとか、そういうのが先に来ちゃうので。

中村:あ、それはありますよね。わたしもiPhoneで撮るのはブログとかTwitter用です。皆どうなんだろう?桜とかめっちゃ撮るじゃないですか。

のぶと:俺は撮らないですね。でも今回カメラを持たされて、

中村:持たされて(笑)

のぶと:(笑)普通に歩いてるときでも、何かないかなって。視線が上がりましたね(笑)

中村:普段うつむいてるの?(笑)

のぶと:楽しかったですね。

中村:じゃあ今回撮ってきてもらった写真なんですけど、27枚という枚数はすぐに撮り終わりました?

のぶと:いや、時間かかりました。最後みてもらえばわかると思うんですけど、こいつ(謎の銅像?)を連写してました。

中村:あ、なるほどね。撮り切るためにね(笑)何かないかなってキョロキョロしてて、どんなときに今撮ろうって思ったんですか?

のぶと:......人いないとき。

中村:人いないとき?と言うと?

のぶと:撮られるのも嫌なんですけど、撮ってる姿を見られるのも嫌だった(笑)

中村:なるほど!恥ずかしいから人がいないときにパシャって。

のぶと:多分相当な不審者だったと思います(笑)あれ撮りたいなと思ったらずっとそこにいました(笑)

中村:そっか。特に使い切りカメラとかで撮ってる人って今少ないし。

のぶと:スタジオでも、メンバーに黙っていきなり取り出してガリガリガリって回して撮ったりしたんですけど。お前それどうしたって(笑)皆びっくりしてましたね。恥ずかしかったです。多分、良いカメラを首から下げて撮るのも得意じゃないです。恥ずかしいですね。

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中村:それはすごくあると思います。

のぶと:ないですか?そういうの。

中村:東京だと、カメラ持ってる人がたくさんいるから気にならないですね。わたしの地元は田舎だから、カメラ持ってる人が全然いないんですよ。だから昔は恥ずかしかったです。撮ってると通行人のおばあちゃんにめっちゃ見られたり。やだなと思ってましたね(笑)では、その撮りたいって思ったのはどういうものだったんですか?

のぶと:撮りたいって思うものがあんまりなくてけっこう困りましたね。それは自分の、そういう感覚が衰えてきたのかなって。カメラを持って歩いてる時期って多分あったと思うんですけど。中学校くらいのときって皆あほみたいに使い捨てカメラ持ってた記憶があるんで。

中村:そうなんだ、やっぱり。

のぶと:俺の年の人は高校も多分そうですね。デジカメ持ってる人はそんなに...。特に女子とかは、常に使い捨てカメラ持ってた。でもそのときって撮るのは友だちとかばっかだったんですけど。そのときのほうが多分感覚が優れてたのかな。アンテナは張ってる。人に対しても。今は物とか人に全然興味ないんじゃないかってすごい怖くなりましたもん(笑)

中村:そんなに?(笑)

のぶと:メンバーにカメラ向けても大したリアクションもなく。カメラに対しての、何で使い捨てカメラ持ってんの?っていうのはあっても。フラッシュ浴びながら「何やってんの?」って。腹立つわぁって(笑)

中村:そっか(笑)では、自分で撮った写真を見てどうですか?

のぶと:びっくりしましたね。思ってたのと違う!って。レンズを見てたときの感じと。覗いたときに完成図を想像しながら撮るじゃないですか。それが残ってたんですけど、違うって思って。びっくりしました。

中村:それはがっかりしたほう?

のぶと:がっかりしたほうです。

中村:それは覗いてるところと実際撮れるところが違うカメラだったからっていうのもあるかもしれない。慣れるまで難しかったりするんですよ。

のぶと:いやでも、かっこつけてた自分がいる...

中村:何?(笑)

のぶと:撮るときに、こうやって(ちゃんと構えて撮るフリ)撮ったほうがいいのに、こうやって...(ちょっとかっこつけて撮るフリ)へへへ(笑)

中村:(笑)意外と遠く撮れちゃうとか、ボケちゃうとかそういうこと?

のぶと:あ、ボケるんだろうなって思って撮りました。花とか。アパートの下に咲いてたんですけど、レンズ覗かないでえいってやってみたんです。普通デジカメじゃないとしないですよね、そういう撮り方。

中村:街中とかで、構えてたら怪しまれるからって、ノーファインダーで撮る人は要ると思いますけど。もちろん敢えてノーファインダーで、っていう人もいると思います。

のぶと:ああ~。だから、すげー悪いことしてる気持ちになりました。ドキドキ。フィルムカメラでちゃんと覗いたりしないで撮る。デジカメだと撮って確認できるけど。悪いことをしてる気分(笑)

中村:悪いってことはないけど(笑)フィルムカメラはどうでした?

のぶと:嫌でした。

中村:嫌だった?(笑)

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のぶと:うん。緊張しました。だから多分撮り進めるのが遅かったんだと思う。

中村:いやでもねぇ、そんなことないと思うよ。デジカメだといっぱい撮るじゃないですか。撮り直すというか。例えば27枚撮ってきてくれって言われたら、自分の納得いくものを27枚と思ったら、相当撮り直すと思うんですよね。

のぶと:そうなのかな?俺は27枚もあんのかって思いつつ、27しかシャッター切れないのかって、両方ありましたね。これはやめとこう、とか。27枚中24枚ぐしゃぐしゃだったらどうしようと思ったり。

中村:デジカメのほうがよかったですか?デジカメだったら俺もっとうまくやれたな、みたいなのは?

のぶと:別にないです(笑)

中村:そっか(笑)

のぶと:どっちにしろ、うまく撮れないってブーブー言ってたと思います(笑)

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写真と人 VOL.26

ナンバー
VOL.26
カテゴリー
通常版
ゲスト
ターキーのぶと
バンド
ユタ州
発行日
2013年5月18日

ゲストプロフィール

ターキーのぶとターキーのぶと

1986年3月31日生まれ。A型。

ユタ州 4曲入りCDユタ州の応酬


¥1,000(tax in)

ライブ会場と通信販売にて販売中。

写真と人を作っている人

中村美鶴

写真と人は、写真家中村美鶴が取材・撮影・編集・制作・発行を行っている手作り&手折りのフリーペーパーです。2006年に創刊し、現在はいろんなところに配布しています。写真と人についてもっと知りたい方は当サイトの写真と人?ページを、中村美鶴についてもっと知りたい方は中村美鶴サイトのプロフィールページをご覧ください。

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