写真と人

写真家中村美鶴がお届けするフリーペーパー。

INTERVIEW

山本きゅーりと中村美鶴のインタビュー。

「今すごく仲良くて楽しくって、いい時間を過ごしてるぜって自覚があるから、撮っておきたいんだと思う」

下町生まれ下町育ち、お風呂はぬるめのほうがいい、ビールの美味しさまだ知らない!ノンブラリの歌う24歳、山本きゅーりさんにインタビュー!写真についていろいろ伺いました。ノンブラリのメンバーが写った写真を以前からSNSなどで目にすることが多かったのですが、今回撮ってきてもらった写真の中には、1枚も入っていません。カメラを渡した時期が悪かった!と心から後悔するインタビューとなりました。紙面に収まらなかったインタビューを、撮りおろし写真の未掲載カットと一緒にどうぞ!

中村:では、撮られることについてはどうですか?以前、カメラマンの方と展示(2012年12月に行われた、きゅーりちゃんとカメラマンmori akitoさんのふたりの展示「点々が線になる」)をされたりもしてましたが。

山本:ああー。基本的に、写真を撮られるときってライブ中か、友だちとか家族と撮り合ってるとき。その2つは大丈夫なんですけど、友だちに「今日写真を撮らせて、被写体として」って言われると...。嫌だとかは全然ないんですけど、どうしたらいいですかね?ってなる(笑)。緊張はしちゃうけど。

中村:今日はどうでした?(笑)

山本:緊張すると、私すごくめちゃくちゃ笑う癖があるので(笑)。

中村:それすごいよね。緊張してるのに笑えるって、なかなかない。

山本:なんか笑っちゃうんですよね(笑)。なんででしょうね?おかしくなってきちゃうんです。笑い上戸なんでしょうね。今緊張してる自分おかしい!ってなるんで(笑)。だからかしこまった顔してって言われると、困っちゃいます。

中村:逆に?(笑)

山本:だから緊張してるのにずっと笑っちゃうから、緊張してないでしょって言われるんですよ。

中村:でも写真を撮られるときに限らず、緊張してるときに笑えるっていうのはいいんじゃない?ぶすっとしてるよりは。

山本:う~ん、どうなのかな。へらへらしてんじゃねーよって思われたらどうしよう、とか。ずっとへらへらしてしまうから。

中村:あー、なるほどね。

山本:人と喋ったりするのがあんまり、苦手なんですけど。緊張しすぎると、初めての人でもめちゃくちゃ笑っちゃうんですよ。で、後々その人と仲良くなるとあんまり笑わなくなるから。なんだったのあの日って言われる(笑)。

中村:へぇー!わたしはね、全く逆のタイプ。最初の印象がめちゃめちゃ悪いタイプ。皆に言われる。

山本:えー!でも私も最初、美鶴さんちょっと怖かった(笑)。

中村:そうでしょう。緊張して怖くなっちゃうんだよね。だから最初で、仲良くなれないって思われることが多分多くて、それを突破して仲良くなった人には、後で最初怖かったよーって言われる。昔からそうなんだよ。気をつけろよって話なんだけど(笑)。

山本:(笑)いやでもしょうがないですよ。第一印象ですごく楽しそうにしてるのと、どっちがいいんでしょうね。

中村:それはその後どれくらい...

山本:その人とお付き合いが...そうですよね。

中村:でも第一印象は良いほうがいいよ。

山本:でも下がってく一方ですよ(笑)。

中村:気を許してる証拠だよって言えば大丈夫じゃない?わたしは話すトーンがずっとこんな感じだから、ひょっとしたらずっと印象悪いかもしれない(笑)。自分では普通のつもりなんだけど。気をつけよう(笑)。で、話を戻すと、わたしはあの展示すごく好きでした。

山本:ありがとうございます。

中村:フライヤーの写真も素晴らしかったです。あの写真すごく好きでした。展示は別のカットでしたよね?

山本:そうそう、めっちゃ笑ってるやつ。

中村:超いいなぁと思いました。

山本:あれも、ノンブラリが人見知りなんで、知らない人だとガチガチになってしまって。もりしにしか撮れない写真を展示しようって言って。でもいざスタジオ借りて、もりしがカメラ構えた瞬間、もりしなんだけどスタジオでってなるとガッチガチになっちゃって。なんかなぁなんかなぁってなってたときに、喋りながら撮ろうって。喋りながら撮ってて、もりしが何か面白いこと言った瞬間に皆が大爆笑して、それを撮った写真です。その人にしか撮れない写真って、腕ももちろんのことなんですけど、人間関係によってその人にしか撮れないって写真が、もりしに撮られる中でいっぱいあったんで。それが出せたらって思ってたから、あの写真が撮れたときは大満足で。OK!これでいこう!って。

中村:わたしはポートレートを素敵に撮る人が好きなんですよ。わかりやすいのが好きなんだよね。人が笑ってるとか、光がすごくきれいとか、そういうのを良いなって思っちゃう。

山本:シンプルでダイレクトですもんね。

中村:うん。人間関係も出るし、人間性も出る気がしますね。

山本:あの、逆質問で申し訳ないんですけど、美鶴さんのお写真って、片想い真っ只中の最強感がすごいんですけど、あれなんなんですかね?(笑)

中村:それね、よく言われるんだけど自分ではよくわからない(笑)。

山本:私は「写真と人」で美鶴さんのことを知ったんですけど、美鶴さんがその人のことを好きで、っていうのを見てる感じがするんですよ、めちゃくちゃ。だから美鶴さん込みの写真て言うか。だから今回、「写真と人」のお誘いをいただいたときに、美鶴さんの好きな人と、その人を好きな美鶴さんを見てたのに、私こっち(好きな人側)に来ちゃうんだと思ったら、もうどうしようって思っちゃって(笑)。それが1番緊張しました(笑)。美鶴さんの片想いフィルター、すごいですよね?

中村:あ、そう?(笑)

山本:5月の感じがします(笑)。

中村:何、5月って(笑)。青い感じ?

山本:あれって、意識して片想いフィルターをかけているわけでは?

中村:いや、全く。ないつもりだけど。本当にこの企画は、好きな人に出てもらっているので、それで浮かれてるんじゃない?(笑)

山本:(笑)

中村:照れもあるんじゃないかな?喋ったことはあるけど撮るのは初めてとかだと、緊張しちゃうよね、それなりに。それでエヘエヘ~ってなってるんじゃないかなって思うんだけど(笑)。どうだろう。

山本:えへへ(笑)。

中村:あとね、見つめてる写真が撮りたい。カメラを見てもらうのもいいんだけど、見てるのが好きなんだよね。ちょっと後ろから見てるとか、けっこうそういうのが好き。

山本:ああ~。

中村:だから撮るときに、カメラ目線かどうかはともかく、すごく見てるんじゃないかな。

山本:なるほど~。

中村:もりしさんの写真をいいと思ったのは、ちゃんとノンブラリを撮ってると思ったから。別にこの人じゃなくてもいいじゃん、っていう写真じゃなくて、ちゃんと被写体に愛がある。

山本:うんうん。もりしに写真を撮られることで、安心している私たちもいたし。ノンブラリに対して好きだよーって気持ちを持って撮ってるもりしもいて。もりしの愛情が伝わってるから私たちもすごく安心してるんだと思います。

中村:うんうん。あの写真はすごく好きでした。あと、良かったと思うのを発表しますと。

山本:(笑)

中村:ワンマン前に、あと何日って毎日Twitterとかに写真を上げてたでしょう?

山本:あ、上げてました。

中村:最近あんまりチェックしてないTwitterを、見たときにちょうど上がってることが多かったり、(ドラムの)篤志くんがRTしてるのを目にしていて。あれはけっこう面白いと言うか。

山本:えへへへ。

中村:なかなかやってる人はいない気がする。つぶやきはしても、写真付きで、ちゃんとフォントも違って。

山本:頑張ったんです!

中村:あれはちなみに誰がやってたの?

山本:全部1人でやりました。

中村:全部?そうなんだ...!ノンブラリってさ、(ベースの)ユウスケさんとか、アーテしスティックな人がいるから。グッズとかもすごく可愛いなと思ってるんだけど、そうなんだ。

山本:あれに関しては、1人で始めて1人でやりました。

中村:あれはすごいね!良いなぁと思って。何日前からやってたの?

山本:15日前から始めました。

中村:あれ集めて全部並べたらすごく良さそうだよね。

山本:良さそう~。

中村:スマホからプリントできるじゃない?アルバムとかに入れたら良い思い出になりそう。

山本:お客さんが、あれを1つにまとめた画像を作ってくれたりしていて、ありがとう~って。

中村:いいねえ。

山本:ノンブラリが、メンバーの写真を撮ることがすごく多くて。時々LINEで最近撮った写真を送り合ったりするんです。だからみんな、メンバーの写真を膨大な量持っていて(笑)。何かに使えないかなぁってずっと思っていて、ワンマン前に。

中村:なるほどなるほど。

山本:でもあれを、自分で作ってツイートする度に胃がキリキリして(笑)。カウントダウンしなきゃいけないんで。

中村:そっかそっか。1日忘れてもいけないしね。

山本:そうなんです。しかも、12日目の画像を作らないといけないときに、iPhoneを替えて画像が1枚もなくなっちゃったんです。帰って同期してってやれば返ってくるんですけど、たまたまその日は帰れない日で、慌ててLINEでメンバーに何か写真ちょうだい!って言っていっぱい送ってもらって(笑)めちゃくちゃ急いで作りました。

中村:(笑)あれよかったですよ。

山本:よかったぁ。

中村:前に一緒に長野に行ったときとかも、メンバーで撮ったりしてたじゃないですか。ああいうの、いいなあって思っちゃう。

山本:(笑)

中村:ちゃんと、行った先々で、メンバー全員写った写真を撮ってくるって、見てていいなぁって思います。すごく仲良いよね。

山本:すごく仲良いです。でもなんかバンド活動って、絶対終わりが来るじゃないですか。必ず終わりが来るから、みんなそれを自覚していて、今すごく仲良くて楽しくって、いい時間を過ごしてるぜって自覚があるから、撮っておきたいんだと思うんですよね、みんな。

中村:じゃあ全員が、お互いを撮ったりするの?

山本:撮りますね。スタジオの何でもない時間も撮るし、終わってロビーで煙草吸ってる姿も撮るし(笑)ライブするってなったら、誰かが絶対何かしら撮ってるし。

中村:けっこうすごいね、ちょっとうらやましくなってきちゃった(笑)。

山本:あはは(笑)。カシャッカシャ言ってますよ。

中村:それいいね。けっこう日常的に写真に囲まれてるんだね。しかも好きな人たちを撮れてるっていうのが、いいなって思います。

山本:ありがとうございます(笑)

中村:じゃあ今後も撮りますか?

山本:撮ります。撮ると思います。

中村:そうだよね。今日はありがとうございました。

写真と人 VOL.27

ナンバー
VOL.27
カテゴリー
通常版
ゲスト
山本きゅーり
バンド
ノンブラリ
発行日
2014年3月17日

ゲストプロフィール

山本きゅーりやまもときゅーり

1990.01.28/A型/311号室

ノンブラリ 1stフルアルバムLily yarn

VISME-003
¥2,500

写真と人を作っている人

中村美鶴

写真と人は、写真家中村美鶴が取材・撮影・編集・制作・発行を行っている手作り&手折りのフリーペーパーです。2006年に創刊し、現在はいろんなところに配布しています。写真と人についてもっと知りたい方は当サイトの写真と人?ページを、中村美鶴についてもっと知りたい方は中村美鶴サイトのプロフィールページをご覧ください。

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